生きる。人はそれ以上の、豊かさを求めて続けてきた。そして未来に、さらなる豊かさを夢見てきた。
しかし他の動物からずば抜けた文明は、今や地球をも脅かすレベルに達し、生活の向上=豊かさは破綻してしまった。
しかしヴィジョンを失っても人は、生産を止められず、科学の発達も止めない。
物質的豊かさ、さらに心の豊かさとは……。
未来が舞台のSFアクションは、現在の延長線上に想像できるテクノロジーと共に、
加速度的にふくらむ不安も描いて、共感を生み、感動を呼ぶ。
自己の存在に焦点を当てた『スター・ウォーズ』『機動戦士ガンダム』
『新世紀エヴァンゲリオン』。
テクノロジーが人を作る領域にまで達した世界を描いた『ブレードランナー』『APPLESEED』。さらに人が体を必要としない世界を描いた『攻殻機動隊』 『イノセンス』。 それはエンタテインメント作品でありながら人が人であるとはどういう事なのかという、誰もが漠然と抱いている疑問を具現化し答えた、精神をもリードする作品であった。
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『ベクシル』もまた、最高のエンタテインメント作品でありながら、
哲学的メッセージも持つ作品。
CGで描き上げた世界に人間の俳優を投じる『パイレーツ・オブ・カリビアン』 『トランスフォーマー』
を超えた、人間さえもCGで描き上げた最先端のヴィジュアルに驚愕!
ついにテクノロジーが、人が求める究極の願い“永遠の命”に手が届く時、人が真に人であるとはどういう事かを目の当たりにする!
しかも実際の世界を舞台に語られる!
ヴィジュアル、テーマ、設定、すべてがリアル!!
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何故そんなクオリティの映画が誕生したのか? 窪塚洋介主演『ピンポン』で、
アイデンティティをポップなCG映像で描いた、曽利文彦の作品だからである。
特別装幀版には、日本鎖国のあり得る可能性に震えてしまう、 曽利監督の28ページ超ロングインタビューを挿入!!
人が、現実に訪れた未来21世紀を生きる上で、観ずには避けられない映画。部屋のDVD棚にコレクションしなくてはならない、エポックメイキングな映画。
それが『ベクシル』である。世界の中の日本に住む我々に、突き付けられた美しい刃物。
全世界129ヵ国公開のトップとして、今、絶対に手に入れたい!!
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