2012年11月10日 ロードショー
蓮実聖司は、生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師。
学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑」とも呼べる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。
彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。
蓮実は自らの目的のためには、それが最善の策であれば、たとえ殺人でも厭わない。
学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に人を殺していく。
そして、いつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。
だが、すべてが順調に進んでいた矢先、小さなほころびから自らの失敗が露呈してしまう。
それを隠滅するために考えた蓮実の解決策。
それは、クラスの生徒全員を惨殺することだった…。