文太の指示により、豆腐の配達でインプレッサとハチロクを交互に乗っているうち、拓海はインプレッサの凄さやハチロクがもつ戦闘力の限界を感じるようになる。
4WDコンプレックスに悩みはじめる拓海。
その事を同じハチロク乗りの秋山渉に打ち明ける。
「俺はそういうコンプレックスを逆にバネにしてきたけどな。
必死でテクニックを磨いて、腕で性能の差をカバーしてやろうって。」
という渉の言葉に、少しは納得した顔になる拓海。
そんな中、次のプロジェクトDのバトル相手は4WDのランエボ乗りの2人だ。
ランエボ乗りの2人はプラクティスの時間を分けて走りたいと申し出て来る。
彼らの地元のコースでプロジェクトDのプラクティス時間を半分にして優位に立とうとしているのだ。
その条件を了承しながらも、嫌な予感がする涼介は「油断するなよ」と指示を出す。
午前1時。
ようやくプラクティスを開始するプロジェクトD。
走り出すハチロクとFDを見ながらニヤニヤ笑っているランエボ乗りの2人。
携帯電話を取り出し、どこかに電話をかけている。
「標的は・・・・・・FDだ。」
快調なエンジン音を響かせて走る啓介のFD。
フロントガラスの外を次々と道路が手繰られていく。
とある右コーナーにさしかかると、前方の路面がテカっている。
「何か流れている...水か...?」
ライトを反射するテカりに進んで行くFD。
「水じゃない...まさか...」
この後、啓介に何が起こるのか!?
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