別々な個性を持つ4人の主人公はそれぞれユニークな特徴を持った部屋に住んでいる。キャリーのアパートメントは、アッパーイーストサイド、マディソン通りのすぐそば。ワンベッドルームで4階にある。インテリアは、デザイナーではなくフリーマーケットで集めてきたような居心地のよい1点ものでそろえられている。部屋は広くもなく、現実的。
「今回の撮影の中でキャリーの部屋に入ったときが一番シュールだったわ。何もかもがTVシリーズの時と全く同じに再現されていたから」とサラは語る。
「サラはたくさんのものを取っておいてくれたんだ。ありがたかったよ」と美術のジェレミー・コンウェイは語る。しかしオリジナルのセットにあった物がひとつ欠けていた。シリーズが終了したとき、”キャリー”の机がワシントンDC地区にあるスミソニアン美術館に寄贈されたのだ。「サラが彼らに連絡を取って、映画が撮影されている間だけ彼女の机を戻してもらえないかと説得した。それが功を奏したんだ」とコンウェイは説明する。そんなふうに、”キャリー”のアパートにあったが見つからなかった物は苦労して映画のために再現された。
一方でインテリアに凝るシャーロットのアッパーイーストサイドの豪華なアパートメントは、白を基調に上品でシックなトーンのままに、新しい家族を迎えより家庭的な雰囲気がプラスされた。ボーイフレンドのスミスと共にL.A.に引っ越したサマンサは、ビーチサイドのホテルのスイートルームのような生活感のない部屋に暮らす。ミランダはアッパーウエストサイドにアパートメントを購入していたがスティーブと結婚後、息子と家族3人でのびのびと暮らせるブルックリンの一軒家に引っ越し、いまやすっかり子供が住む家の雰囲気となった。
コンウェイは、以前のセットから4年過ぎていることを意識したという。「4人全員が少しだけ大人になっている」と彼は語る。「だから我々は観客が見たいと思うであろう、美しい壁紙、リネン、ディテールや質感などのリアルな素材にこだわった」。物語を通じて、コンウェイは、”キャリー””シャーロット””ミランダ”の家を再現したばかりでなく、 ”サマンサ””ミスター・ビッグ”そしてそのほかの人物たちにとっての新しい部屋も作り出した。





