「パット抜きには語れないわ」とサラ・ジェシカ・パーカーが明言するとおり、TVシリーズから引き続きスタイリングはパトリシア・フィールドが担当した。パトリシアは「この映画でサラは約80着の服を身につける。そして80着のアイテムには、それぞれに靴やアクセサリーが必要なのだ」と語る。パトリシアが衣装を用意するのはサラだけではない。「主人公4人だけのためでも300着がいると見積もった。ほかにも1、2着を用意すべきキャラクタ−がいたから、今回揃えた衣装の数は1000着を越えていたわね」。今回集められた服や小物の多くは、コレクションからの直送で、まだ店頭には並んでいないもの。
「バッグだけのテーブル、靴だけのテーブルがあって、どれも新作なのよ。目が釘付けになったわ」とクリスティンは衣装部屋の様子を説明する。さらに、今回一番の目玉となったキャリーの「VOGUE」撮影シーンでは、ヴェラ・ウォン、キャロライナ ヘレラ、クリスチャン・ラクロワ、ランバン、クリスチャン・ディオール、オスカー・デ・ラ・レンタ、そしてヴィヴィアン・ウエストウッドと最高に豪華な顔ぶれから寄せられたウエディングドレスがスクリーンを彩っている。

パトリシアは4人がそれぞれ4年の時を経て選ぶファッションにはその個性が反映された真実味を持たせることに注意したという。パトリシアにとって最も重要なことは、持続するファッションを作り出すことである。
「翌年のファッションではないの。その次のシーズンでもない。この映画が今から20年経ってもちゃんと見えるものを作ることなの」と彼女は語る。「私はとにかくゴージャスなファッションを作りたいわ」。
今回のストーリーではキャリーが「VOGUE」誌と深く関わるため、パトリシアは、「VOGUE」の伝説的編集長アナ・ウィンターとも共同作業を行っている。
同誌のアンドレ・レオン・タリーとその妻がカメオ出演するなど、ファッション通にはたまらないトリビアも多数。また、劇中に登場するニューヨークコレクションのファッションショーに登場するモデルはプロのランウェイモデル。そのシーンの撮影は、ブルックリンにあるスタジオに作られたセットで行われた。





