主演で、製作も務めるサラ・ジェシカ・パーカーにとって、マイケル・パトリック・キング以外の誰にも、この物語を任せられないことははっきりしていた。「彼ならできると私にはわかっていたわ」とサラは語る。
「何年にも渡って僕はこの4人の女性に恋をしてきた」とキングが続ける。「彼女たちの人生を作り上げる作業の中で、僕はこの4人の女性を愛してきた。普通の人間関係でそんな恋愛ができることはめったにないよ」。
キングが最終的に書き上げた脚本には、”キャリー”とその女友達を感動させる普遍的なテーマがある。「TVシリーズは愛を探求する物語だった」とキングは語る。「そして映画版では、彼女たちがそれを見つけたときに起こることを描こうと思った。これは人間関係や友情を通した女性たちの物語なんだ」。
「誰もが、少しずつキャリー、サマンサ、ミランダ、シャーロットの部分をもっているわ。だから人は彼女たちに共感できるのよ」とサラは語る。シャーロットのように結婚に憧れることもあれば、時にはサマンサのように逆に奔放になってしまいたく感じることも、ミランダのようにシニカルになってしまうことも、女性ならきっとあるはず。それぞれに違う4人のキャラクタ−は、ひとりの女性がもつ側面を象徴しているのだ。
サラは、この映画を「ひとつに4本分の映画が詰まっている感じ」と説明する。
テレビ版と同じで、笑い、涙、感動、サプライズは盛りだくさん。それがさらに4人分あるのだから、たしかに1本で映画4本分のストーリーが楽しめるのだ。また、テレビ版ではカフェのシーンなどの多くが特設されたセットだったが、映画版ではほとんどが実際のニューヨークの店で撮影されている。ニューヨークの街の息吹を、さらに生き生きと感じられるのが、今回の映画版だ。





