ゴールデン・グローブ賞、エミー賞、など、テレビ番組に与えられるあらゆる賞を総なめし、視聴率も絶好調だった「セックス・アンド・ザ・シティ」(以下SATC)。
しかし、「あまりにも心地よく、うまくいっている」ことから逆に新しいチャレンジをするべきだと感じたサラ・ジェシカ・パーカー
は、あえて6シーズン目を最後のシーズンにすることに決める。監督のマイケル・パトリック・キングも同感だった。彼は「これ以上続けると、違う番組になってしまう。それに、惜しまれるうちにやめたい」と思ったのだ。
とはいえ、その時から、番組が終わったら映画版を作る話は浮上していた。キングは、番組の終わりからすぐ続くストーリーを考え、テレビ用に作られていたセットも取り壊さず映画のために残していたが、その企画は予算などの問題から実現しなかった。その段階でセットもばらされ、サラやクリスティン・デイヴィスも「もう映画版はない」と断言していた。
が、マイケル・パトリック・キングは心の底からあきらめてはいなかった。
2006年春に映画化の話が再浮上すると、今度はトントン拍子に話が進み、07年秋には撮影が開始。ストーリーは、キングが当初考えていたものから大幅に変更が加えられ、実際に経過した4年の年月を反映したものとなった。その事実を、キングはポジティブに受け止めている。「その間により多くの世界の人々が、再放送やDVDを通じて、この4人について知るようになったからね。」





