18世紀の李氏朝鮮時代。
王室の画事を担う図画署は、絵師を目指す生徒たちで活気にあふれている。
いつも仲間たちから問題児扱いされているシン・ユンボクは、その中でもずば抜けた絵の才能を持っていた。ある日、春の行事である写生へ出かけたユンボクは、山奥の家でひとりの女性を見つける。
木陰に佇むその後ろ姿に魅了されたユンボクは、夢中で筆を走らせるが、彼女に気づかれ慌てて逃げ出す。その女性は、秘密裏に宮中を抜け出していた王大妃だった。彼女はその事実が正祖に知られることを恐れ、絵の描き手を見つけ出すよう家来たちに厳命する。
図画署に呼び戻されたキム・ホンドは、最初の授業で逆さの屏風を模写するという課題を出す。
彼は生徒の筆致をつかむことで、王大妃の絵を描いた者を見つけようとしていた。そんな中、「描くとは?」という問いかけに「恋しさ」と答えたユンボクに興味を覚える。
一方、別堤のビョクスと礼曹判書は、王大妃の厳命で掌破刑が執行されることになり、犯人が見つからなくても誰かがその犠牲になるだろうと恐れていた。
そして生徒たちの課題作品の中から1枚だけ優秀なものを見つけたホンドは、王大妃の絵を描いたのが誰かを確信するのだった。
チョンヒャンの琴を聴きながら、掌破刑になる身を思い悲しみに暮れるユンボク。
ホンドは、確かに王大妃の絵を描いたのは図画署の生徒だが、才能ある彼を刑に処すのは惜しいと正祖に訴えるのだった。図画署で掌破刑の準備が進められる中、ホンドは知人に頼んで何とかユンボクを逃がそうと考え、ユンボクも言われるがまま馬を走らせる。
そして迎えた刑執行の時間。礼曹判書に犯人は誰かと追及されたホンドは、捜すことができなかったと答え、生徒にその絵を描かせたのは上の責任だと処刑台に自分の手を置く……。
谷底に自ら沈んでいこうとしたユンボクを助け、手の治療をさせたホンド。
だがユンボクは頑として図画署に戻ることを拒む。一方、図画署では、ビョクスがホンドを早々に平壌へ帰そうと企んでいたが、ホンドはそれに応じようとしない。やがてユンボクを市場見物へ連れ出したホンドは、自分も同じような壁にぶち当たったことがあると昔の思い出を語り始める。
そして、ユンボクの手に自分の手を重ね、絵を描くことに。そんな彼に信頼感が芽生え始めたユンボクは、次第に生き生きと筆を走らせるようになる。
ユンボクは描きかけの絵の空白を埋めるとホンドに宣言して飛び出していく。
そんな中、ホンドは旧友のトッポンと再会を果たす。イルォルタンの情報を尋ねるホンドに、トッポンは彼の子どもが生きていると伝える。そのころ、ユンボクはチョンヒャンを訪ね、自分の描いた絵の中に入ってほしいと頼んでいた。ユンボクに言われるがまま服を脱いだチャンヒョンと、そんな彼女を夢中で描いていくユンボク。
下絵を完成させ、上機嫌で帰って行くユンボクだったが、突然後ろから何者かに襲われてしまう。
正祖に絵を評価され、見事絵師に合格したユンボク。
ホンドも図画署に残れることになったが、右議政ヨンスンは、ホンドに過去の事件を嗅ぎまわれないよう策を講じろとビョクスに命じる。やがてトッポンにイルォルタンの娘が生きていることを吐かせたビョクスは、一連の問題をジョニョンに託すことにする。そんな中、ユンボクはホンドに連れられ正祖の元へ。
顔を上げられないぐらい緊張するユンボクだったが、正祖に2人の対決が見たいと言われ、ホンドと同じ画題で絵を描いて競い合うことになる。
服を脱いだチョンヒャンと一緒にいるところを、ビョクスたちに見られてしまったユンボク。今日が最後だから時間がほしいと涙ながらに訴えるユンボクを、ホンドは無理やり連れ出そうとする。チョンヒャンはそんなユンボクに自分の髪を切って渡し、別れの挨拶をするのだった。
対決用の絵をひとりで仕上げながら、隣にいないユンボクを思って寂しさに駆られるホンド。だが、ユンボクが姿を現すと彼の失態をなじってしまい、ふたりは言い争いになる。翌日、彼らは正祖にそれぞれの絵を見せに行くが……。
突然、役人から雑役を命じられた図画署の絵師たち。
それが大臣らの差し金だと知った正祖は、君主としての威厳を彼らに知らしめるため、王の肖像画を描く“御真画師”を行うことに。さらにホンドを呼び出し、敵を追い払うような御真を描いてくれと頼む。そんな中ユンボクは、御真画師の競合へ参加するためホンドに肖像画を教えてほしいと懇願する。
ユンボクは画事の後行われる論功行賞で、ヨンボクの図画署への復帰を望もうとしていたのだ。一方、ホンドと正祖の親密な関係を恐れる王大妃は、ホンドが競合に参加できないよう企む。
御真画師の競合を目前にして、人々の話題はホンドとイ・ミョンギのどちらが勝つかということに集中していた。
そして競合がスタート。画題は、“容把”(朝鮮時代のモンタージュ)を絵で表現するという、これまでにない珍しいものだった。対決間際でも、何かにつけてホンドに突っかかってくるミョンギ。ホンドはついにイルォルタンや師匠の話まで持ち出してきたミョンギといざこざを起こすが、そのとき彼に眼鏡を踏まれてしまう。裸眼で対決の絵に挑むことになったホンドは、助手のユンボクに一番大事な顔の部分を託す。
御真画師のため宮中へ向かう準備をするホンドとユンボク。
ユンボクはハンピョンから、これから相部屋となるホンドに正体がばれないようにと忠告される。またヨンボクからは、彼が作った紅花の顔料をもらって励まされる。
ついに宮中に入った二人。朝鮮初代王の肖像画を目にし、ユンボクは御真画師の恐れ多さに怖じ気づきそうになるが、ホンドからお前はよくやっていると勇気づけられる。ハンピョンの忠告通り、実は自分が女であることをホンドに気付かれないよう警戒していたユンボクだが、入浴中にホンドがやって来て……。







































